会長就任挨拶

社団法人 東京建設業協会 会長　近藤　晴貞

このたびの役員改選により、当会の会長に就任いたしました近藤晴貞でございます。新役員を代表してご挨拶申し上げます。

東京建設業協会は、首都東京の総合建設業者の総意を代表する団体として活動しております。その歴史は古く、前身の土工組合の創設は明治17年（1884）とのことで、このような長い歴史と伝統を有する団体の会長にご選任いただき、大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでございます。

さて、東日本大震災の復旧・復興活動などを通じ、国民の安全・安心な暮らしを支える建設業の役割や、社会貢献に対する理解が深まりつつある一方で、復興事業の本格化に伴い、労務費や資機材価格の高騰など、建設業を取り巻く環境は、依然として厳しいものがございます。
このような中、私ども新役員一同は、前役員の意思を引き継ぎ、「会員サービスの充実、メリットを実感していただける事業の実施」を第一に考え、会員ならびに建設業界の発展向上のため、全力をあげて取り組んでまいる所存であります。

また、今回の役員改選により、ご退任された役員の皆さまには、在任中に賜りましたご尽力に対し、心から感謝申し上げる次第でございます。
とりわけ、山田前会長におかれましては、公共投資が年々減少し、業界が疲弊していく困難な時代に、3期6年という長きにわたってリーダーシップを発揮され、献身的に東京の建設業界を支えてこられました。そのご尽力とご貢献に、敬意をはらうとともに、深甚なる謝意を表するものであります。

会員の皆さまには、今後とも、より一層のご支援・ご協力を賜わりますようお願い申し上げて、簡単ではございますが、就任のご挨拶とさせていただきます。